モノを好きなように使えない
誰かと何かをシェアする上で、一番のデメリットとなってしまうのが、
「自分の好きな時に、好きなように使えない可能性がある」ということだと思います。
個人で所有しているものならば、常に身近にあるのが普通で、夜中に突然どうしても
それが必要になった場合などでも、すぐに対応することができます。長時間使い続けることや、
ちょっと乱暴に使う、など。自分に合った使い方が自由にできますね。
そういったことができない、というのが「シェア」という形の、ひとつのデメリットと言えるでしょう。
不便さ・息苦しさを感じるときがある
シェアハウスなどの場合は、共有部分もあるということで、掃除やマナーなど。
すべてが自分の好きに出来るわけではありません。
それがどのくらいの「不便さ」「息苦しさ」につながるかは、自分次第だと思います。
カーシェアリングの場合も、いつでも自由に好きなだけ利用できる!
というわけではありません。他の利用者との予約の兼ね合いなどもあるでしょう。
例えば、まだ子供が小さい場合、急に熱を出し、お迎えに行きたい、病院に連れて行きたい!
といった時。必ず車が使えます、と約束されているものではない、
というのはデメリットと言えるでしょう。使える車がない場合は困ってしまいますもんね。
お互いが気を遣いながら生活をする
とはいうものの、シェアすることによる「不便さ」というデメリットは、必ずしも悪いことでは
ないように思います。誰かと何かを共有することで、我慢しなくてはならないことが
出てくるのは当たり前のこと。気遣いを持ってお互いが生活をする、というのは、
決して悪いことではないですよね。また、カーシェアリングの場合でも、車を使いたいと
思ったときに使えないこともありますが、可能であれば自分のスケジュールを
少し調整してみる、などの工夫で乗り越えられるものなのでは、と思います。
先に挙げた「子供が急病の場合」などでは、カーシェアリングが利用できなければ、
タクシーを利用すればいいだけのこと。決して「移動手段が全くなくなってしまう」という
わけではないんですよね。シェアすることのデメリットが気になってしまって、
あまり使わない車を、「いざというときのため」という理由で保持している方がいるならば、
思い切って手放してしまう、というのも一つの方法だと思います。
シェアしているものが、自分の思い通りにならないことはデメリットと言えるでしょう。
でも、「では、他のもので代用できるのでは?」「こうしたらいいんじゃないか」ということを
考えるのは、いいことだと思います。自分が当たり前に持っているものについて、
きちんと見直してみる、いいきっかけとなるかもしれません。
中には「使うかどうかわからないけれど、とりあえず自分のものであれば、
いつでも使うことが出来る。安心」といった理由で、捨てられないものがたくさんある、
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。デメリットについても考えつつ、
メリットの方が大きいと思えるものを「所有」から「シェア」に変えていくことで、
すっきりさせることもできるかもしれません。