ゲームシェアリングとは
シェアできるものにはいろいろありますが、新しいものもたくさんあります。
そのひとつではないかと思うのが、ゲームシェアリングです。
ゲームシェアリングとは、その名の通り「ゲーム」をシェアする、ということになります。
具体的には、ゲームシェアリングとは、ニンテンドーDSやプレイステーション・ポータブルなどの携帯ゲーム機に搭載されている「本体メモリ」に、一時的にゲームを記録しておく機能のことを言います。
普通は、携帯ゲーム機でゲームをしようと思った時には、携帯ゲーム機の台数分だけのソフトが必要となります。
友達などと一緒にいろいろなゲームが出来る、というのも携帯ゲーム機の大きな魅力なのですが、「みんなが同じゲームソフトを持っていることが必要」となると、なかなか難しいものもあります。
基本的にゲームは子供が楽しむもの、と考えると、コスト的にも負担が大きいのではないでしょうか。
友達が持っているから・・と次々にソフトを買い与えるというのは現実的ではないですよね。
1つのソフトがあれば、他の本体にもゲーム情報を配信できる
そこで便利なのがゲームシェアリングです。
この機能が搭載されているソフトは、1つのソフトがあれば、他の本体にもゲーム情報を配信することが可能になるのです。
つまり、ソフトがひとつあれば、複数の台数で同時にプレイ、多人数プレイすることができるようになります。
ゲーム情報をシェアすることで、より手軽に、「みんなで一緒に楽しむ」ことが可能になっていると言えるでしょう。
その他、ゲームシェアリング機能は、体験版のソフトやミニゲームのような小さなゲーム配信にも活用されています。
それぞれの携帯ゲームに応じた点灯の「ステーション」から、ゲーム情報を共有してくることで、ソフトがなくても、自分の携帯ゲームでゲームをすることが可能となります。
実際にどんなゲームなのかを知ってもらうためには、プレイしてもらうことが一番の方法ですが、すべてを出してしまってゃ、ソフトが売れなくなる・・。
そんな時に、「少しだけ配信し、共有する」というのは、売る側・買う側、双方にメリットのある方法だと言えるのではないでしょうか。
本体メモリの容量が小さいのがデメリット
便利なゲームシェアリングですが、デメリットとなる点も挙げられます。
それは、携帯ゲームに搭載されている本体メモリの容量が小さく、シェアできる情報に限りがあるということです。
このため、ゲームシェアリング機能で多人数プレイを楽しむ場合には、使用できる機能に限りがあったり、楽しみ方に制限が出たりしてしまいます。
また、一時的に保存されたゲーム内容は、電源を切った時には消去されるのが普通です。
「その場限り」といった楽しみ方に限定されてしまうのも、デメリットと言えるでしょう。
こうしたデメリットがあるものの、ゲームシェアリング機能が搭載されているソフトは、あれこれと発売されてきています。
「みんなでシェアしてもっと楽しむ!」というスタイルが浸透してきているのかもしれませんね。