他人とシェアするときのデメリット
誰かと何かをシェアしたい!と思ったときのデメリットのひとつが「使うまでの手続きが面倒」
ということが挙げられるかと思います。自分個人で所有しているものならば、
使うのに誰かの許可が必要なわけではありません。いつでも自由に、すぐに使うことが
できます。が、誰かとシェアしているものの場合には、そういうわけにはいきません。
貸してくれる方の許可が必要
まず、貸してくれるという方の許可が必要になります。共同で所有している場合にも、
「いつ使いたいと思っているんだけど、いい?」という確認が必要ですね。
個人対個人でのシェアの場合は、お互いに「どういった条件でどのような期間貸すのか
(使うのか)」といった点をしっかりと確認して、双方合意の上で利用することとなるでしょう。
今いろいろなものをシェアできるようなサイトも流行っていますが、そうしたサイトの場合も、
まずは会員登録をする必要があります。そして自分がシェアしたいものを見つけて、
相手との交渉をする必要があります。サイトとして運営されている場合は、
クリックやキーボード入力でそうした手続きができるところがほとんどですが、
これも手続きのひとつ。「すぐに使えるわけではない」という点では、
煩わしいと感じる方もいるのではないでしょうか。
シェアOKの物件を探さなければならない
また、「自分の家が一部屋空いているから、ルームシェアしたい!」と思った時も、
簡単にできるわけではないですよね。自己所有している一戸建てなら、
「ルームメイト募集」の広告を出し、募集すればいいだけのことかもしれません。
が、例えば賃貸マンションなどの場合は、その物件の規約などもチェックして、
ルームシェアしてもいいのかどうかをきちんと確認する必要があるかと思います。
また、友人同士でシェアする目的で部屋を借りたい!と思った場合にも、
物件探しに制約がついてしまうことも十分に考えられます。最初から、
「シェアOK」とされている物件を探すなどの対策が必要となるでしょう。
こうした手続きが面倒だから、自分で購入して自分だけで使う、という選択をしている方も
多いように思います。確かに、「使いたいと思ったものを使うまでに、
あれこれとクリアしなければならないハードルがある」というのは、
ちょっと気分を萎えさせるかもしれません。「使いたいものがすぐに使える」という状態を
重視したい方にとっては、大きなデメリットと言えるでしょう。
が、こうした手間や手続きは、シェアしている相手が勝手にそのものを
持って行ってしまったり、壊してしまったり、ルールを守らなかったり、
といったリスクを軽減させるためのものだと覚えておきましょう。
だから、どうしても必要なこと、なんですよね。この手続きをなくしてしまうと、
シェアという仕組み自体が成り立たない、と言ってもいいかと思います。
このデメリットを、「自分に本当に必要なものなのかどうかを、考えるきっかけ」と思うのも
いい方法かもしれません。「手続きしてでも使いたい!」と思うものを利用する、
というのもいいんじゃないでしょうか。